腰が痛くなる、脚もしびれてくる
どうしようか?
整形外科に行く
骨に異常がないことを告げられ
病名を診断され、痛み止めの張り薬や飲み薬を貰う
痛み止めを飲む
無くなったら、またもらいに行き、痛み止めを飲む
まだ脚のしびれや腰の痛みがあったら貰いに行って飲む
よくあるパターンだと思います。
ある意味痛み止めの薬は必要だと思いますが・・・・・。
今年の6月から来院されているAさん
毎週一回来ることになっているんですが
整体を受けに来るときに、必ず痛み止めを飲んでくるという
話を聞いてみると、毎日接骨院にも通っているらしく
他の患者さんの手前、あまりに痛がるのも恥ずかしい
(実際すごく足腰が痛く、一日三回痛み止めを飲んでいた)
ということで、毎回痛み止めを飲んでいくようになったようです。
(わからんでもないんですが・・・・。)
治す側から言わせてもらうと
今現在の真の身体の痛みの情報は、正確な施術へと結びつきます。
特にボクの行っている操体法というのは、動診(どうしん)といって
身体の動きを見て、そしてどの動きがつらくて、どの動きが気持ちいいのか
(全方向身体が痛いのは、また別な病気)
薬によって麻痺してしまうと、正確な動きがつかめません。
過剰な矯正(身体に対する刺激の量)を防止する役割もあります。
Aさんには、寿に来る日の朝は痛み止めを飲んで来ないように
お願いしました。
さすがに、一週目、二週目は整体が終わってからきつそうでしたが
(当然、痛かったら家に帰ってから痛み止めを飲んでもらう)
9月から10月にかけて大分薬の回数が減ってきたようで
最近は2日に一回、夜寝る時だけになりました。
生まれた時から痛くて痛み止めを飲んできたわけでもなく
生きてきて、ある時から痛み止めを飲まないとやっていけなくなった
とすれば、
その身体の持ち主の、身体の使い方に問題があった
だから使い方で歪んでしまった身体を元に戻せば
痛み止めのお世話にならなくても済む
(飲み続けなくても済む)
痛みの急性期で飲むのはありだと思います。
しかし、痛みの症状がひと段落してきたら
なぜ痛くなったのか?
この痛くなったのを、痛くならないようにするには
どうしたらいいのか?
痛み止めで痛みが無くなったら治ったと思わないで
痛くなった原因をともに改善していきましょう。
整体の存在価値はそこにあると思うのです。