歩く。
人間にとって基本なことなんですが
部屋の中での仕事は、この基本が少なくなってしまいます。
また、怠け心も増えてきて困ったもんだ!!
ここはひとつ大自然の力を借りて
なまった心に背負い投げでもしてもらい
自分に喝を入れなければ・・・・・・・・。
山仲間のT君曰く
T君 「竜頭山は、富士登山の練習場所として登られているようですよ」
竜頭山とはいかなる山か?
調べてみると
浜松市の天竜区にあり、春野町と佐久間町の境くらい
標高は1351.6メートル
秋葉山奥の院として、古くから修験の山として知られている。
う〜〜〜〜〜む、相手にとって不足なし
一抹の不安を抱えつつ
明日の食料として、味噌焼きおにぎりを製作
遭難してもいいように
(しないほうがいいが・・・・。)
何かに突き動かされるように準備します
5月19日月曜日。
朝、2時45分出発
県道152号をひた走り、4時30分に平和口(ひらわぐち)登山口に到着
クマが出ることも予定して、クマ鈴も持参(会いたくないが・・・・。)
しかし・・・・・・・・。
平日、しかも月曜日の朝早く、さすがに山に登る酔狂な人は
いないわけで
まあ、考えようにとっては
お山が貸切!という贅沢な気持ちにもなります
4時45分、登頂開始です
やはり、クマの恐怖があるせいか、クマ鈴を必要以上に
チリンチリン鳴らしつつ歩いていきます
分岐点になりまして
遊歩道に行くか?少しの急坂中級コースを行くか?
少しの急坂という表示を信じて、中級コースを選択
すぐに表示に騙されたことが判明
(ボクの実力ではキツイ)
こんなとこや
こんなところが
急坂とともに、普通に会いに来てくれます
(あと、350メートルかと思ったら木の陰に1が隠れていた)
一人というのは寂しいんですが、
反面、自分でペース調整できることがとてもいい!
(いやになったら帰ってくればいいし!!)
木が一杯立っていて、お日様が見えないということで
涼しい反面、圧迫感を感じます。
なんだか頂上に近づいいてきている気がするが・・・・・・。
(何回か騙されている)
ここに来るまでに左ひざの内転筋(内腿の膝あたりの筋肉)
が痙攣を起こしていまして、痛くて仕方がない
両ふくらはぎは70パーセント疲労の状態
休憩も入れているんですが座り込むことは避けて
水を一口飲んでゆるゆると歩きだします
お腹が減ったら、行動食の干しぶどうを取り出し飽食
(干しぶどうに含まれているカリウムは
筋肉の痙攣を抑える力を持っている事が判明)
(後から知った……。)
午前8時10分到着
(なに?冬山登山の練習場所?
ということは、冬山に登らないといけない?のか?)
頂上は見晴らしもよく、天気も良くて
登ったかいがあったというものです
あまりの疲れで食欲もないんですが
せっかく準備したということで
コーンクリームスープと焼きおにぎりセット
うまい
が、ハエがたくさん飛んでいて落ち着いて食べておれん!!
頂上で40分くらい休憩して下りです。
来た道で帰るのも芸がない!と道を変えてみたんですが
地図もコンパスも持たず感覚だけのコース変更は
道に迷って遭難の恐れがあります
途中まで降りたところで、コース修正
もう一遍頂上まで登るということをしまして
10時下山開始
(1時間も、ウロウロしていた……。)
登ってきたのが急坂。ということは下りも当然急坂になるわけで
左膝は痛いわ、つま先は痛いわ、腰は痛いわで
登るのと同じくらいの時間が、下りにもかかってしまいました
(普通、登りより下りのほうが早い。当たり前か?!)
午後12時45分、平和口登山口に到着
この間出会った登山者4名(全員男性)
スクワットの代わりに登山。
我ながらいい考えだと思うんだけど・・・・・・。
追記
次の日の新聞に
同じ日に、ボクが登った竜頭山の近くの山に登った男性が遭難
どうやら、登ってきた道と別の道で下山して道に迷ったらしい。
さらに、次の日の新聞に山火事の記事が
どうやら遭難した男性が夜の寒さをしのぐためにたき火をして
それが山火事に・・・・・。
一歩間違うとボクも同じ状況でした。