草が気になる季節になってきました。
いたるところでこの時期、庭の草や、畑の草と格闘している人がいて
取っても取っても、という声を良く聞きます。
まあ、草も生きているということで・・・・。
寿限無堂の近くで、草刈り機を使って草を刈っている青年を見つけました。
A君(青年)は掃除業者で、依頼があり草を刈っているそうです。
そういえば、昔、草刈り機で草を刈った後、
腰痛になって寿限無堂に来院された方を思い出しました。
なぜ、腰が痛くなったか?考えてみることにします。
まず、草刈り機での、身体の動かし方を考えて見ます。
左肩から右肩にヒモをかけて、操作は右手のほうで操作します。
草刈りの刃は、右回転しているわけで、草を刈る時には、右から左、右から左
と右利きの人のバットのスイングような腰の動きをします。
バットのスイングと違う所は、足元からの連動が使えないというところでしょう。
足元、腰を固定して右から左方向に、スイングする事により
腰の筋肉は疲労します。腰椎の構造的にも無理がかかります。
ちなみに腰椎の得意の動きは、前屈、後屈。
モチロン、ゴルフのスイング、バットのスイングのように、足先から足首
膝、股関節、腰、背中、肩、ひじ、手首という風に連動性が利かせることができれば
腰が痛くなるリスクは激減します。
草刈り機の活躍する場所にも、腰痛のリスクはあります。
特に重宝がられる場所に斜面があります。通常では草は刈りにくい場所
ですが、このマシンならサクサク刈れます。
斜面のポジションでは、右足で踏ん張り、左足は前、下から上に向けて
右から左、右から左と、草刈り機の刃を動かします。
これこそ、下半身は固定で腰からひねる、腰に最も負担のかかる
動きです。
これでは、腰は痛くなって当たり前な感じです。
これから草刈り機で、気持ちよく草を刈りたい方、気をつけてやってくださいよ。
まあ、痛くなったらボクがいるからいいんですが・・・。